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株式会社北善商店

〒919-0131 福井県南条郡
南越前町今庄81-3

TEL.0778-45-0016

今庄宿の”おもてなし” 酒蔵善六

私どもは江戸時代の享保元年から続く老舗の酒蔵です。その初代となる北村善六(きたむら ぜんろく)の名前をそのままブランド名としております。現在の福井県南越前町にある今庄宿にて造り酒屋を創業。平安時代から交通の要所であった今庄宿は 創業当時も、旅人や商人が行き交う北国街道の大宿場町として栄えており、人々は通い徳利を持ってお酒を求めました。江戸時代の宿場町の規模は、旅籠(はたご)55軒、茶屋15軒と大変な賑わいだったと伝え聞いております。そして、今もなお風情ある家並みが往時の面影そのままに残っています。北国街道今庄宿は、大伴家持、紀利貞、紫式部、西行、道元禅師、坂本龍馬など歴史上の人物も通ったと言われております。近年、街道のロマンを感じに来られるツーリングの方々やバスツアーで賑やかになっております。皆様も北国街道を旅する際には、ぜひお立ち寄りくださいませ。

当酒蔵の代表銘柄は、「聖乃御代」(ひじりのみよ)でございます。これは、京都の高僧からいただいた銘柄名称です。清らかな水の里より、世の中の平和を祈るという意味が込められております。これは、創業当時の江戸時代の年号とも関係しております。享保(きょうほう)は、『後周書』にある「享茲大命、保有万国」から「享」と「保」をとって年号とされています。 天から大命を授けられ、そして万国を平和に保つという意味です。享保元年の初代善六から連綿と受け継がれ、心と技を磨き続けた日本酒です。

名水が山々より湧き、大地を潤す福井県。四季折々に姿を変える豊かな自然の恵み。中世初期より北国街道今庄宿にて酒造りを営む当蔵では、しんしんと雪が降り積もる酒蔵で杜氏が今も手造りで一滴一滴に、ロマンと物語を秘めた酒造りをしています。

酒蔵善六では、長期低温熟成大吟醸「聖乃御代」をはじめ、純米吟醸、吟醸酒原酒、吟醸酒、純米酒、にごり酒、一番蔵だしの無濾過酒、今庄特産つるし柿リキュールなど20種類以上のお酒をご用意しております。福井県の山里にある北陸街道今庄宿の当酒蔵は、福井県随一の軟水仕込の酒を醸造しております。地域や旅のお客様に愛され続ける日本酒をお楽しみください。

観光のお客様が、今庄宿の観光スポットの1つとしても立ち寄ってくださるので、当酒蔵の歴史を少し紹介させていただきます。1730年(享保15年)に福井藩御札場を務め、記録が残っております。以下は、今庄町教育委員会の文章を引用致します。福井藩第四代藩主光通(みつみち)の時の寛文元年(1661年)十一月、福井藩がはじめて幕府から銀兌換の藩札発行が認められた。 福井藩内では藩札の使用が強制されたので、藩の南端の大宿場町である今庄では、旅人や商人が金銀を藩札に、あるいは藩札を金銀に両替するために御札場が設けられた。今庄宿では最初北村大平家が、その後北村新 平家が、つづいて西尾茂左衛門家が、その後享保十五年(1730年)からは当北村善六家が勤めた。(引用終わり)ぜひ、福井県に観光にお越しの際は、お立ち寄りいただければと思います。皆様のお越しをお待ちしております。